シミュレーション学 レポート課題
締め切り:2017年8月13日23時59分
English version is also accepted.
3レベルあるので、1つを選んで提出せよ。レポートはいかに創意工夫、
努力、考察したかで評価する。その努力の汗がひしひしと伝わってくるような
レポートを提出して欲しい。
Option A
アリのフェロモン・トレイルのシミュレーションを拡張して以下の実験を遂行せよ。
- アリの探索行動の最適性を以下のような状況で検証する
- CASE1: あらかじめ異なる長さの経路を用意する
- CASE2: 障害物を実行時の途中に置いてみる
- 長短のそれぞれの路を選んだ個体数の比較などをプ
ロットもしくはヒストグラム表示すること
- death spiralが次第に作られていくことを実験的に観測する
- フェロモンの置き方を人工的でなくできるだけ自然になるように工夫するとよい。
- 以下の画像を参照せよ。
一般公開はしていないが、参考となる
swarm source
を提供可能である。興味ある場合は早めにコンタクトすること。
Option B
講義で説明したCouzinのアルゴリズムを用いて,
Boidにおけるを改良したシミュレーションプログラムを作成せよ。
Couzinの論文は
ここ
にある。
講義で説明した資料は
ここ
にある。
パラメータ設定の違いによって群れが以下の状態になること(上記論文のFig.3)
を観察すること。
パラメータは動的に設定できることが望ましい。
Option C
適当な例題を選んで、Swarmシステムを用いた面白い
複雑系現象のシミュレーションプログラムを作成せよ。例えば講義で説明した
話題に関連する以下のものを作成してもよい。
なお、*印のあるものに関しては、参考となる
swarm source
を提供可能である。一般公開はしていない。興味ある場合は早めにコンタクトすること。
いかに創意工夫したかによって評価する。Life
Game, 単純なBoidのような余りに単純なものやサンプルの模倣は評価が低いので注意すること。
以下のものを提出すること。
- シミュレーションに関するドキュメント
- 1ページ目に必ず、名前、学籍番号、所属、学年
を記入すること。
- 実現したシミュレーションに関する説明(どの部分をどう創意工夫したかなど)。
- 実装法に関しての説明(ファイルのどの部分をどう変更したか? など)。
- ソースリストの簡単な説明(ソースコードにコメント付加するのでも良い)。
- 実験結果に関する簡単な考察(複雑系シミュレーションとしての意義など)。
- 授業に関するコメント、要望など(次回の参考にするので是非書いて下さい)。
- source code (こちらで実験を確認するので重要)
なお、レポート作成については、講義や教科書で説明している
Swarmを利用することを原則とする。
ただし、やむをえない事情がある場合には他のシミュレータを使用してもよい。
その場合でも、以下の点に留意すること。
- レポート提出前に必ず教員かTAに連絡して了承をとること
- 可視化をともなう複雑系のシミュレーションであること
- できるだけ一般的なシミュレーションツール、もしくは実行環境であること
- こちらで確認ができるように十分に実行環境について説明すること
万一これらが守られない場合には、採点の対象とならないことがある。
レポートの提出方法
以下のものを提出すること。
- プログラムを作成した場合、 実現したシステムに関する説明(どの部分をどう創意工夫したかなど)。さら にアルゴリズム、ソースリストの説明。
- 結果の表示(グラフなどを用いると分かりやすい)。
- 結果に関する考察と評価。
- 授業に関するコメント、要望など(次回の参考にするので是非書いて下さい)。
レポートは電子的な媒体でのみ受け付ける。原則として 紙レポートは受け付けない。 提出方法はここに示す通りである。 提出されたレポートリストは
ここにある。
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