シミュレーション学 レポート課題

締め切り:2021年7月30日23時59分

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3レベルあるので、1つを選んで提出せよ。レポートはいかに創意工夫、 努力、考察したかで評価する。その努力の汗がひしひしと伝わってくるような レポートを提出して欲しい。

なお講義で説明したシミュレータのいくかは ここから入手できる。 そのほかのシミュレータについては 一般公開はしていないが、レポートの参考となる場合には ソースコードなどは提供可能である。 ただしそれらの多くはswarm に基づいている。興味ある場合は早めにコンタクトしてほしい。

Option A

性選択のシミュレーションを実験的に観測・検証してみよう。 論文にある以下のような実験を行うとよい。これは尾の長さの場合である。

さらに、対称性・色彩発現など各自で工夫して試してみてほしい。

この授業での詳細説明は第5回講義の最初の部分で説明している(性選択の詳細は第4回から)。

Hint1: 以下の論文が参照になる。

Hint2: 単純なANNでも十分だが、チャレンジングな場合にはCNN, AutoEncoderなどのdeep learningを用いて適当な素材をもとに実験してみると面白い。

Option B

Boidにおける逃避行動(大物の敵におそわれて 逃げ惑う行動)のシミュレーションを講義(第10回)で説明した。

群れの逃避行動の動画はYouTubeなどにたくさんある。

これをもとにして、複数の捕食者が襲うような群れ行動のシミュレーションを作成せよ。

さまざまな状況で、捕食者同士が協力する行動が創発することを観察すること。

講義ではBoidのシミュレーションに対するチューリング・テストについて説明した。 この研究のように人の目から見ても魚群らしい動きを作りだすとポイントが高い。

Hint: 講義で説明したはfish attackシミュレーションのサンプルコードとレポート例はここにある。 これは敵が単体の時である。 レポートでは必ず複数の敵のシミュレーションを行うここと。

Option C

適当な例題を選んで、面白い 複雑系現象のシミュレーションプログラムを作成せよ。例えば講義で説明した 話題に関連する以下のものを作成してもよい。

いかに創意工夫したかによって評価する。Life Game, Boidのような余りに単純なものやサンプルの模倣は評価が低いので注意すること。


以下のものを提出すること。

なお、レポート作成については、講義や教科書で説明している Swarmや、 その他のシミュレータを使用してもよい。

ただし、以下の点に留意すること。

万一これらが守られない場合やこちらで実行が確認できない場合には、採点の対象とならないことがある。


レポートの提出方法

以下のものを提出すること。

レポートは電子的な媒体でのみ受け付ける。原則として 紙レポートは受け付けない。 提出方法はここに示す通りである。 提出されたレポートリストは ここにある。


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