シミュレーション学

担当教官

伊庭 斉志(いば ひとし) 教授

講義のやり方

本講義は原則対面である。

ただしzoomでの配信も併用する。リンク情報は以下の通りである。

https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/82377182156?pwd=yLB1CPq1ZRDDEAbpUvcSfk5RxPChJb.1

ミーティングID: 823 7718 2156

パスコード: 450559

講義内容

「シミュレーション学」では、大学院学生を対象に、

  • 計算機上のシミュレーションの基本概念、
  • 進化論的計算手法の基礎、
  • マルチエージェント計算、
  • 事象駆動型シミュレーション、
  • 人工生命に基づくシミュレーション技法

などについて、 勉強してもらう。これらはいずれも、 コンピュータをシミュレーションの道具として使用しようと と思っている学生はもちろん、人工知能や他の分野の勉強をする学生にとっても 必要不可欠となる基礎事項である。

教科書として、 複雑系のシミュレーション:Swarmによるマルチ・エージェ ントシステム"(伊庭斉志著、コロナ社) を指定する。

さらに、英語版としては

がある。 講義に関する補足説明や講義レポートの作成に必要な情報は すべてこの教科書に書かれている。

また参考書としては 「人工知能の創発(オーム社)」がある。

講義では複雑系と人工生命のシミュレーションツールであるSwarmを 用いる。 Swarmシステムのホームページは、 Swarm であり、必要なシステム、マニュアル、付属資料はここから ダウンロードできる。 授業中でインストールの仕方、使用方法、実際的な シミュレーション技法などの概略は説明するが、 その詳細は 教科書を参照してほしい。 教科書との違い(インストール方法の最新版)は ここにある。

評価は出席調査(講義当日に出題する小課題・アンケート回答)とレポートで行う。 自分で複雑系のシミュレーションプログラムを 作成などしてレポートを提出してもらう。 もっとも大切なのは自分で考えて、自分でプログラムを 作り上げることである。いかに自分で創意工夫したかがひしひしと伝わってくるような レポートであることが望ましい。

講義概要

第1回(4月8日)シミュレーション入門

第2回(4月15日)進化論的計算手法(遺伝的アルゴリズム、遺伝的プログラミング)

第3回(4月22日)進化論的計算手法2(ボールドウィン型の進化、ミーム、ミメティック・アルゴリズム)、イントロンと利己的遺伝子(その1)